- 収納法ひとつでモノへのテンションが変わる・アクセサリーも同じ
- 洋服の「立てる収納方法」を実践したら
- 私のジュエリー・アクセサリー収納の理想のスタイルとは
- 実践しているジュエリー・アクセサリーの収納法
- 市販されてないので専用ケースの代用品を探した
- 通称ジップロック、チャック付き袋のDIYアクセサリー収納ケース
- チャック付き袋アクセサリー収納ケースの使い方とメリット・デメリット
- DIY収納ケースならすき間に立てて収納可能
- 最後に
収納法ひとつでモノへのテンションが変わる・アクセサリーも同じ
ネックレスなどのアクセサリーはどのように収納されていますか?このサイトでも色々なアクセサリー収納方法を、これまでご紹介してきました。
数が増えてくるほど、小さくて失くしやすいペアのイヤリング・ピアス、絡まりやすいネックレスなど、アクセサリーの収納は悩みの種です。
アクセサリーの収納方法としては、ディスプレイするように、見せながら収納する方法もあれば、引き出しなどに隠して収納する方法など様々な収納スタイルがあります。
収納方法ひとつで、アイテムやモノに対するテンションが変わってくることがあります。
せっかく手に入れたお気に入りのアクセサリーや、プレゼントされたリングやピアスを、いつのまにか忘れてしまったり、失くすことがないようにするためにも、使用する側が意識して大切に収納するのが理想です。
『人生がときめく魔法の片づけの魔法』の近藤麻里恵さんによると
「モノにも生命がある」
「引出の奥や下に重ねたり積んだりすると、下に収納されたモノは死んでしまう」のだとか。
「そうすると持ち主に対してのモノのお役目も終わったのと同じ」
=「ときめかない」
=「思い切って処分しましょう」となるのだそうです。
洋服の「立てる収納方法」を実践したら
たとえば洋服なら、トップスをこのように引き出しに立てて収納すると、見やすくきれいで効率的です。
コンマリさんおすすめの収納方法は上の画像のように、「洋服などを引出に収納するなら、上下に重ねずに、立てて収納するのが基本」です。
そうするとモノが同じ立ち位置で一目瞭然にきれいに並んで、「死なない」のだそうです。
この方法はベストセラーになったので、すでに実践している方も多いのではないでしょうか?
私自身もこの、服を立てて収納する方法を知ったおかげで、自宅のクローゼットに革命がおきました。
それまでは、積み重ねることで、下側になった服がシワになったり、存在を忘れてしまうことなどがありましたが、この方法なら一気に見やすくなり、収納数も増えて、目当ての服を探す手間も減って助かっています。
下になっていた服は、言われてみればかわいそうでした。ときめかなくなります、ホントに。
私のジュエリー・アクセサリー収納の理想のスタイルとは
●省スペース・コンパクトに収納 |
色々試した結果、見た目より「実用重視」で、こんな風にアクセサリーを収納・保管しています。
宝飾品専用ビニールケースに入れて箱にタテ向きに収納
箱はIKEAで購入したものです
実践しているジュエリー・アクセサリーの収納法
実は私は、服の収納に関しては本を読むまで疎かったのですが、ネックレスの収納に関しては、この「立てて収納する」方法を、以前から実践していたので、今回ご紹介しようと思いました。
アクセサリー制作・販売をしている身として、商品としてのアクセサリー保管と収納したい量がたくさんあります。
売り場に持ち運ぶという必要に迫られる形で模索した結果、ずいぶん長い間、ジュエリー・アクセサリーをこの方法で収納しています。
使用しているのはこのビニールケース。
こちらは宝飾品専用品で、ダイヤやゴールドチェーンなどの保管用に使用されている専用品です。
厚めのビニールなのでハリがありますし、透明度もクリアで見映えもします。チャック付で空気をシャットアウトでき、保管にも適しています。
アクセサリーの収納といえば、簡単な収納方法として、ネックレスなどを手軽なチャック付きビニール袋に入れておくという方も多いかもしれません。
透明なので中身が見やすく、箱やケースなどと違ってかさばらない点がメリットです。
百均などでも販売されているこんな袋に、チェーンネックレスを収納した場合
「シャキッ!」 「クシャッ・・・」
左は宝飾品専用ケース。
同じチェーンネックレスを収納した場合ですが、買ったときのときめきを忘れないのはどちらでしょう?
(コンマリさんの言い方をマネてみました)
左のような細長いケースだと、ネックレスをまっすぐに収納できます。右側はダメというわけではありませんが、ちょっとかわいそうな感じもします。
市販されてないので専用ケースの代用品を探した
ご紹介したケースは市販されておらず、オンラインでの取り扱いがないようです。業務用なので、その存在を知られておらず、一般の需要がないせいだと思います。
だからといって、このサイトに訪れて下さる方に
「売ってないです、ごめんなさい。」
というのも心苦しかったので、代用できるもので何かないかと調べました。
そこで、なんとか代用できそうなこんなアイテムを見つけましたのでご紹介します。
無印良品のクリアーケース(大)180円、(小)90円です。
こちらはメイクブラシなどの化粧小物の収納用として販売されているもの。
見た目にもきれいで透明で、質もよさそうなのですが、宝飾品専用のものと違う点は、チャックの向きが横向きだというところです。
ただし、右側の小サイズはジュエリーなどの小さなピアス・イヤリング収納用に適していると思います。
残念ながら、これ以外で使えそうなものとしては、私の知る限りチャック付き袋しかありませんでした。
ですが、これに少し手を加えると、使い勝手のよいアクセサリー収納ケースが作れます。
通称ジップロック、チャック付き袋のDIYアクセサリー収納ケース
透明で中身がよく見えて、口が閉じられるので空気も遮断できる便利なチャック付き袋は、小物の収納や保管用に、また出張や旅行などの持ち歩き用にはぴったりだと思います。
ところが私の知るかぎり、アクセサリーの収納にちょうどいいサイズチャック付き袋がないのです。そもそも食品用なので当たり前の話です。
もちろん食品用以外にも、文具用などいろいろなサイズのチャック付き袋が販売されていますが、欲しいのはタテ20cm、横6~9cm位で上付きチャックなのですが、ネックレス収納に適したサイズはありません。
ネックレスの標準サイズが40cmとして、半分に折った状態で20cmほどなので、セリアのこのチャック付き袋Sサイズ(20.5cm)はタテの長さとしていいのですが、横に長すぎます。
そこで私が考えたネックレス専用DIY収納ケースがこちらです。
使用するもの
●セリアのチャック付き袋=フリーザーバッグ(s)12枚入り
●ミシン
一枚を縦方向に、2列または3列に軽く折って、型をつけます。
折ったライン上を一直線にミシンで青色のところまで、縫って仕切りをつけます。
*失敗なく作りたい場合は、後から消せるペンなどで、印をつけてからミシンをかけましょう
もし、ミシンで縫うことができない場合は、両面テープで仕切りをつけるという手もあります。
*ただしテープを剥がすときに、多少のテクニックのが必要です。3列の場合はとくに・・・。
尚、テープの接着剤の成分が保管にどのように影響するかは不明です。
チャック付き袋アクセサリー収納ケースの使い方とメリット・デメリット
さてこのチャック付き袋を縫った収納ケースの、実際の使用方法をみていきましょう。
仕切りが3列の場合=ネックレス3点
チェーンネックレスの場合は、エンドのアジャスター部分やチェーン端を、チャックに挟み込むようにして口を閉じると、チェーンがしなだれずに、まっすぐ収納することができます。
仕切りが2列の場合=ネックレス2点
2列だと大ぶりアクセサリーが収納できます。
腕時計などもOKです。こちらはメンズですが、レディース用なら3列の方がいいかもしれません。
セリアのこのフリーザーバッグ(s)は全面が透明で余計な白地の部分がなく、100円で12枚も入っています。
縫って仕切りをつけると1枚につき、ネックレスが2点、3点も同時に収納できます。
ここで質問されるかもしれません。
「わざわざ縫わなくても、そのまま1枚に2つ、3つ入れたらいいのでは?」
回答:もちろんそうですが、複数を一緒に収納すると、ネックレスが袋の中で重なったり、キズつけあったり、横や斜めにグチャッとなって、まっすぐタテ向きに収納できなくなるのです。
ジップロック(チャック付袋)を縫って作る収納ケースのメリット
①透明で中身が見えて何が入っているかわかりやすい
②かかる費用がわずか
③形を崩さず、縦方向にすっきりきれいに、一枚で二つ三つ収納できる
④空気をシャットアウトするので、変色予防やホコリよけにもなり、清潔を保てる
⑤このまま箱やケースや引き出しにしまったり、店頭や旅行や出張などに持ち歩くのに便利
デメリット
・ミシンで縫う手間がかかる
・両面テープの場合はちょっと扱いづらい
・3列の場合は出し入れしにくいこともある
・薄いビニールのため、見た目がややチープで透明感が劣る
応用:このアイデアはアクセサリーだけでなく、清潔を保ちたいカトラリーや化粧小物、洗面グッズの収納にも使えます。
DIY収納ケースならすき間に立てて収納可能
このまま引き出しや箱などに横に平たく収納する方法以外に、このアクセサリー収納方法には、立てて収納できるというもう一つのメリットがあります。
●今回、こんな省スペース・コンパクトな収納方法も考えました。
使用するのはセリアなどの100均で販売されている、透明のA4サイズの、こんな書類クリアーケース。
左右に開くタイプのものです。
先程のチャック付き袋を半分に折ってこのように並べます。
クリアーケースのフタを閉じて立てると・・・。
このように、ビニール袋のハリで、クリアーケースに添うように、タテ向きに収納できるというわけです。
チェーン端はチャックに挟み込むようにしてチャックを閉じましょう。
こうすると中身がよく見えてわかりやすく、クローゼットや押入れのすき間に省スペースで収納できます。
ネックレスをたくさん収納したい場合などは、ファイリングするように例えば、「チェーンネックレス用」、「パールネックレス用」、「フォーマル用」などと分類して、それぞれ別に収納してもいいと思います。
最後に
「モノにも生命がある」「引出の奥や下に重ねたり積んだりすると、下に収納されたモノは死んでしまう」と提唱したコンマリさんはさすがだと思います。モノにときめかないということは、持ち主に対してのモノのお役目も終わったのと同じ、との言葉には頷けるものがあります。
買ったり、手に入れたときのアクセサリーへのときめきをキープするためにも、収納方法には工夫したいものです。
今回、私がご紹介したDIYアイデアは、自分自身もとても気に入っています。コストのかかる宝飾品専用ケースよりも、はるかに割安なチャック付き袋は、どこでも手に入って、かかる費用もわずかです。
ミシンが必要になりますが、簡単にDIYで作れます。
透明袋なので、見やすく収納できて、ほこりや外気もよけられて、キズ防止にもなります。
しかも省スペース&コンパクトにネックレスを収納できると思うのですが、いかがでしょうか。私のこのアイデアがアクセサリーの収納の参考になれば幸いです。
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