ピアスの穴あけ挫折談・1回目
アクセサリー制作と販売に携わってかれこれ10年以上になります。
実はピアスに憧れて過去に2度挑戦したことがあります。
一度目は皮膚科で念願のピアスホールをあけました。
残念ながら一か月たってもファーストピアスが安定せず、ピアスホールのまわりは赤くなったまま。
違和感が続いた状態が続き、服の脱ぎ着でひっかかるたびに痛みを感じるなど、とうとう我慢できずに断念しました。当時携わっていた仕事上、耳たぶが赤いままはよくないので、泣く泣くあきらめざるを得なかったのです。
ピアスの穴あけ挫折談・2回目
それからかなりの年月が過ぎた後、アクセサリー制作・販売に携わるようになり自分もお客様の立場となって、実際身につけた方がいいに決まっている、大好きなダイヤモンドのピアスをしたい、という一心で、再度ピアスの穴あけに挑戦しました。
このときは、医院でなく医療認可のおりたピアッサーで、自宅でセルフで行いました。
2度目の挑戦ということもあり、この時ばかりは真剣勝負そのもので、慎重にケアするなど必死でした。
約1か月後、赤みが気にはなっていたものの、ファーストピアスからセカンドピアスのプラチナのものにかえました。そしてさらに安定するまでは頑張ってみようと、その後も約2か月間ずっとつけっぱなしでいました。
結果は同じだったのです。
ホール周りが赤みをおびて違和感が残ったままで、体調のよくないときなど、ホールがじくじくしてくる始末。
3か月たっても変わらないということは、さすがに身体が拒否反応を示しているということはあきらかでした。
しかも穴あけに挑戦したのはこれで2度目。
どちらも同じ結果だったので、体質的に合わないなどの理由があるのだと、今回も仕方なく断念することにしたのです。
私は金属アレルギーは一切ないのですが、耳たぶだけは受け付けなかったようです。このあたりはいろいろと個人差があるのかもしれません。
ピアスホールあけは病院で、それとも自分で?
多くの人がはじめてピアスの穴をあけるとき、病院であけてもらうか、それとも自分であけるかを検討することと思います。
両方試した自分の経験からいうと、「結果はどちらも同じだった」ということです。当然あけるときの一瞬の痛みも同じです。
病院で、医師がピアッサーのような器具であけます。
ですがアフターケアのグッズや、化膿止めの抗生物質を出され(医院による)その後、もしトラブルがあれば、診てもらえるという安心感があります。
一方、自分でピアッサーであける場合はあくまでも自己責任で行います。先にご紹介したジェルなどでセルフケアし、経過を観察する必要があります。
耳たぶ厚め「福耳さん」注意がした方がいいかも
ピアスの穴あけに挫折した原因として、体質的に合わなかったということ以外に考えられたのが「耳たぶが厚め」という事です。
それまで思いもしなかったことですが、セカンドピアスを探している時、「耳たぶの厚さには個人差がある」ということと、耳たぶが厚い人は「福耳」タイプと呼ばれることを知りました。
私の場合、福耳のせいで、体に異物が入る面積が大きかったのでしょうか?
耳たぶが厚いことが、ピアスホールに向かない原因のひとつにあったかもしれないと推測しています。
逆に耳たぶが薄目の人は、ピアス穴は安定しやすいと何かで読んだことがあります。ピアスのポストを、あけたホールに通しやすいのだと思いますが、うらやましいです。
ちなみに当記事の画像は、欧米人に多いと思われる、耳たぶがうすい人の写真ばかりで、個人的見解ですが、ピアスに向いた、乾いた系の耳だと思います。
ですが、耳たぶの厚い人さん(福耳タイプ)もあきらめるのは早いです。
セカンドピアスとして、下記のようなピアス芯が長いタイプが市販されているからです。
素材も純チタンで安心のアレルギー対応です。ポストの長さが全体で11~12ミリ、有効軸長8~9ミリと通常タイプより長めになっています。
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福耳さんとわかっている場合の(あらかじめサイズを測るとよさそうです)ファーストピアスならこちら。(一個販売のため両耳なら2個必要)ピアスポスト有効軸長がロングタイプです。素材もチタン製で安心。
耳たぶサイズにあわない短いピアスポストとキャッチで圧迫するのは負担がかかるとのことです。
まとめ
憧れのピアスのオシャレを楽しむに、はまずピアスホールをあける必要があります。
うまくいけばいいのですが、まれに私のようにダメな場合もあります。
今回は、ピアスの穴あけを2度挫折した自分の経験談を 、病院とセルフでと両方おこなった話や、耳たぶの厚い人いわゆる、「福耳」の持ち主が、気をつけた方がいいかもしれないことなど含めて、書きました。
人によって、いろんな例があるので、少しでも何かのご参考になればと思い、自分の経験談をこの場で書くことにしました。
ピアスの穴あけついては、より詳しいサイトがたくあんあるので、下準備を兼ねて、いろいろ検討するのが賢明かもしれまえん。
「備えあれば患いなし」です。そして不安なことがあれば専門医に相談しましょう。
皆さまのピアスホールが、ラクラクと完成することを願っています。大抵はうまくいくはずなのです。アメリカの統計では1割くらいピアスが合わない人がいると何かで読みました。
男女にかかかわらず、これだけたくさんの人が、ピアスを楽しんでいるということは、大方の場合は大丈夫なのでしょう。
また、もし私の例のように、アレルギーで体質的に合わなかったり、ピアストラブルが続いたり、職業柄ピアスができないなどの事情がある人用に、ピアスの穴あけしなくても、ピアス風のアクセサリー「ノンホールピアスがある」という記事も書いていますのでよろしければご覧ください。私が今愛用しているピアスのように見えるイヤリングです。ノンホールピアスを知ってから、あの痛さを我慢してきた経験がいかに無駄な努力だったかと思うほどです。